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5分で分かる!鈴鹿サーキットってどんなとこ?初めてのレース観戦にも最適

さて今回は、私が最もよくレース観戦に訪れる、鈴鹿サーキットについてまとめてみよう。

日本が世界に誇る、鈴鹿サーキットの魅力を、5分でわかるようにギュッと凝縮した。

鈴鹿サーキットの歴史

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スズカサーキットのレース場エントランスゲート

だれもがその名を聞いたことがある、「鈴鹿サーキット」が三重県鈴鹿市に誕生したのは、1962年のこと。

モータリゼーションに沸く日本で、初の本格的なレーシングコースとして、自動車メーカーのホンダの創業者、本田宗一郎氏の肝いりで建設された。

オープン当初から、単なるレーシングコースだけでなく、未来を担う子供達が自動車に触れ合えるよう、遊園地を含む複合リゾート施設として計画され、年々充実している。

実際、鈴鹿サーキットにレースを見に行ったことがなくても、遊園地やプールで遊んだことがある、という人はきっと多いことだろう。

F1日本GPの開催

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1987年から、F1日本GPを連続して開催*1、2018年には第30回大会を迎えた。

F1日本GPはシーズン終盤の開催日程となっているため、過去に鈴鹿の地で11度もワールドチャンピオンが決まった、まさに伝説の開催地だ。

このF1は、鈴鹿市そして三重県を挙げての年中行事。
世界中から10万人以上の熱心なファンが押し寄せ、鈴鹿の秋の風物詩となっている。

鈴鹿8耐

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画像情報:WIKIMEDIA COMMONS

F1と並んで鈴鹿サーキットで開かれるもう一つの大きなイベント。

正式名称は「FIM世界耐久選手権 "コカ・コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース」。

日本で開かれる最大級の2輪レースであるこのイベントは、8時間を2人のライダーだけで交代しながら走り抜ける耐久レース。

以前はタレント・島田紳助さんのチームが毎年出場していた事でも有名だ。

昼前にスタートし、灼熱の午後、夕暮れ、ナイトセッションを含む8時間を走り抜いたライダーを祝福する花火が感動もの。

バイクブームの時代にはF1と並ぶ観客動員を誇り、現在でも開催期間4日間合計で10万以上の来場者がある、鈴鹿サーキットの看板レース。

鈴鹿サーキットで開かれる他の主要レース

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画像情報:WIKIMEDIA COMMONS

F1だけではない、鈴鹿サーキットは数々のメジャーレースを開催している。

2018年現在、

  • スーパー耐久レース(4月)
  • スーパーフォーミュラ(4月・10月)
  • 全日本ロードレース(4月・11月)
  • スーパーGT300km (5月)
  • FIMアジアロードレース(6月)
  • レースオブアジア(7月)
  • コカ・コーラ8時間耐久ロードレース(7月)
  • サマーエンデュランス10時間耐久レース(8月)

と、こんなに多くのビッグレースを毎年開催するサーキットは、日本では鈴鹿を置いて他にない*2

レーシングコース

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全長約800mのホームストレート

鈴鹿サーキットのメインであるレーシングコースは、2018年現在、全長5.807km*3と比較的長い、高速テクニカルコース。

これまで何度かの改修を経ているものの、そのレイアウトはドイツ人技術者フーゲンホルツ博士によって設計された1962年当時と、大きくは変わっていない。

ホームストレートやコントロールタワーのある東コースと、バックストレッチのある西コースに分かれ、それぞれ単体でレース開催も可能。

東コースは1・2コーナーやS字、逆バンクと中速テクニカルなコーナーの連続、西コースはヘアピンを除きおおむね高速部分で成っている。

東コースと西コースの継ぎ目にあるシケインは、鈴鹿で数少ないオーバーテイク*4ポイント。

鈴鹿サーキットのクラシカルなデザインは、とても攻め甲斐のあるレイアウトだと世界中のレーサーから絶賛されている。

一方、ルーキーを苦しめる難しいコースでもあり、「鈴鹿を制する者は、世界を制する」とも言われるほどだ。

観戦ポイント

鈴鹿サーキットはとても広いため、初めてレースを見に行くと、どこで見れば良いのか分からないかも知れない。

初心者にオススメの観戦ポイントは、どこなのだろう?

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ホームストレートから1コーナー方面を望む(ナイトセッション)

鈴鹿サーキットでレースを見る時、初めての方はまずホームストレートで見ると良いだろう。
大きなTVモニターや、順位表示板があり、レース全体の展開が分かり易い。
ピットインや、興奮のスタート・歓喜のゴールの瞬間、表彰式も見られる。

ホームストレートに関しては、最終コーナー寄りよりも、1コーナー寄りがオススメ。
マシンのスピードが乗って迫力があるし、1コーナーへ向けてのバトルが見られるから。

何度かレースを見てレース通になってきたら、ストレートよりも、コーナーで見る方が面白くなる。

2コーナースタンドの上部に陣取れば、東コース全体が眺められ壮観だ。
逆バンク~ダンロップカーブの下の方へ歩いていくと、マシンとの距離が近く、コーナーでの挙動の変化や微妙なステアリング修正が良く分かる。

シケインも、時速300kmからのフルブレーキングとオーバーテイクが見られて面白い。

西コースは、今でも常設スタンドが少なく、テクテク歩いて観戦するのに向いている。

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西コースで最も低速なヘアピンカーブ

耐久レースなら、スタート・ゴールはグランドスタンドで見て、長いレース中は西コースをずっと歩いて見るのも良いだろう。

鈴鹿サーキットの遊園地

創業当初から続く遊園地、モートピアは、その名の通り、車や自分で運転できる乗り物が多数ある。

以前は絶叫マシンが多数あった時期もあったのだが、遊園地業界の動向に沿ってか、現在はおとなしめの乗り物が多い。

なかでも最も新しいアトラクション、DUEL GPは、2人乗りのマシン2台が同時にスタートし、ドリフト操作を楽しみながら順位を競うという、新感覚の乗り物で大変楽しい。

夏には大きなプール、アクア・アドベンチャーがオープン。
ホテル・レストラン・温泉・ボーリング場・オートキャンプ場などもあり、家族連れで泊まり込みで遊べる旅行先だ。

ある意味、レースに興味のない家族を連れてきてしまっても、安心して楽しめる(笑)。

鈴鹿サーキットへのアクセス

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画像情報:フォト蔵

本州のだいたい真ん中、三重県鈴鹿市に位置する鈴鹿サーキット。
その立地条件ゆえ、関東からも関西からもファンが押し寄せるモータースポーツのメッカだ。

関西からは十分日帰り可能、関東からなら1泊した方が楽だが、レースが終わってすぐ帰途につけばギリギリ日帰りも可能。

レース場というのは大体山奥にあって、アクセスが大変不便な事が多いのだが、鈴鹿サーキットに関してはそういった心配は無用。
車でも電車でも来場しやすく、そういった点でもはじめてレース観戦する方向きと言えるだろう。

所在地

三重県鈴鹿市稲生町7992

車で

東京方面からは、東名阪自動車道鈴鹿ICより約20分。

大阪方面からは、名阪国道亀山ICより国道1号を経由し約30分。

電車で

近鉄名古屋線白子駅下車、バスで約20分。

鈴鹿サーキットで生のレースを観戦しよう!

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私自身、はじめて鈴鹿でレースを見た時、その迫力に度肝を抜かれた。

一瞬で目の前を走り抜けるマシン、タイヤの焼ける匂い、耳をつんざくエンジン音、大観衆の興奮...
どれも、TVでは決して味わえないものであった。

もしまだレースを一度もサーキットで観戦した事がなければ、ぜひ、この鈴鹿サーキットに足を運んでみるようおススメする。

私自身は最初にいきなり世界最高峰のF1を見てしまったのだが、もしやり直せるなら、最初は底辺カテゴリーの、小さいレースから見ていけば良かったと思う。

鈴鹿サーキットのレースカレンダーを見ると、遊園地入園料のみで観戦できる、草レースが結構ある。
テスト走行や、モータースポーツ感謝デーもある。
F3や、クラブマンレース*5でも良いだろう。

はじめてサーキットでレーシングカーが全力走行している場面を目撃すれば、それがどんなカテゴリでも、きっと、レースの魅力に目覚めるに違いない。

日本一のレーシングコース、鈴鹿サーキットは、その第一歩を踏むのに、最適な場所だ。

*1:途中2年の休止期間あり、その間は富士で開催

*2:鈴鹿に次いで多くのレースを開催しているのは、静岡県の富士スピードウェイ

*3:4輪レース時。2輪の場合は5.821kmとなる

*4:追い越し

*5:アマチュアレーサーが走るレース

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